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２月１５日午後、東京・世田谷区の小田急線・経堂駅近くのマンションで火事があり、住人の男女４人がけがをしました。

この映像を見て「あっ」と思ったことがあります。
皆さんのベランダこんなことになっていませんか？

バルコニーに・・・。

映像の約30秒経過後の出来事です。

避難をしようとバルコニーに出てきた男性。後の換気フードからは黒煙。
周りにいた人から「その白いの蹴破って！」

男性は懸命に蹴るもなかなか破れない・・・。

その後約30秒後（映像は約1分後）・・・。
隣の部屋からバルコニーに出てきた男性が取った行動は・・・。

白い壁の前に置かれたものを下に投げる！
避難経路となっている白い壁の前に物があった！

物をどかし隣の部屋へ避難できたのがその数秒後・・・。

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あなたの部屋のバルコニーにある白い壁。
さまざまな名称があるようですが、ここでは「蹴破り戸」としますね。

この「蹴破り戸」。
今回のように、非常時にマンションの2方向の避難（バルコニーと玄関）を確保するためと、平常時に隣戸とのプライバシーを守るための2つの役割があります。バルコニーから避難する場合には、蹴破り戸を自力で蹴破る必要があります。

しかし、蹴破り戸の前に物を置いてしまうとその避難に支障をきたすことがあります。
物を置かないようにしましょう。

ほかにも、隣に避難するための設備だけではなく下に避難する設備もあります。

「避難はしご」です。

全てのバルコニーに設置されているわけではありませんが、設置されているお部屋のバルコニーには、注意しなければなりません。

気にされている方は、うえに物を置かないようにするでしょう。
しかし、合わせて気にしなければならないのは、「設置されている下の階の方」です。

はしごが下りてくる場所に物がおかれていると、はしごが完全に下りず、はしごとして使えないことがあるのです。

バルコニーに出て、うえを観ればすぐわかりますね。
真下に物を置かないようにしましょう。

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バルコニーは自分のもの。と考えている人は少なくありませんか？
例えば、自転車を置く、ごみ箱を置く、ガーデニングをする・・・。

全てがダメではありません。
同じ住民のために避難経路を確保して安全に使ってもらえるのであれば、専用使用権を有しているのだから自由に使ってもらいたいです。

そのためにも、グレーゾーンである「使用方法」について話し合ってはいかがでしょう。

ではまた。。。