【問題】
排水設備に関する用語の説明として、最も不適切なものはどれか。

１　伸頂通気管とは、最上部の排水横枝管が排水立て管に接続した点よりも更に上方へ、その排水立て管を立ち上げて、これを通気管に使用する部分をいう。

２　通気弁とは、排水通気管の端部に設ける可動弁で、排水通気管内に生じる正圧及び負圧を緩和する弁をいう。

３　排水口空間とは、間接排水管の菅端と、一般の排水系統に直結している水受け容器又は排水器具のあふれ縁との間の垂直距離をいう。

４　封水強度とは、排水管内に正圧又は負圧が生じたときの排水トラップの封水保持能力をいう。

【管理業務主任者試験　平成25年第19問】

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【解答】

１　適切
伸頂通気管とは、最上部の排水横枝管が排水立て管に接続した点よりも更に上方へ、その排水立て管を立ち上げて、これを通気管に使用する部分をいう。

２　最も不適切
通気弁とは排水立て管、排水横枝管などで、負圧が発生すると弁が開き、大気を吸込んで排水管内の圧力を均等化してトラップの封水を保護する弁のこと。

通常は、弁は閉じており悪臭の漏れを防ぐ。

３　適切
排水口空間とは、間接排水管の管端と、一般の排水系統に直結している水受け容器又は排水器具のあふれ縁との間の垂直距離をいう。

４　適切
封水強度とは、排水管内に正圧又は負圧が生じたときの排水トラップの封水保持能力をいう。
封水深は、５ｃｍ以上１０ｃｍ以下（阻集きを兼ねる排水トラツプについては５ｃｍ以上）とすること（建設省告示第１５９７号 ）。

したがって、解答（最も不適切）は２です。