かめたんのマンション管理Memo

外壁に生じる劣化現象(管18-27)

外壁に生じる劣化現象(管18-27)

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【問題】
外壁に生じる劣化現象についての次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1 エフロレッセンスとは、外壁に貼られたタイルの成分が雨水の浸入により溶け出して生じるものである。

2 コンクリートにひび割れを生じさせる主要な原因の一つに、鉄筋の膨張収縮がある。

3 アルカリ骨材反応とは、アルカリ反応性骨材とセメントなどのアルカリ分が長期にわたって反応し、コンクリートにひび割れや崩壊を生じさせる現象である。

4 コンクリートの中性化を生じさせる主な要因は、酸性雨である。

【管理業務主任者試験 平成18年第27問】


マンション


【解答】
1 適切でない
エフロレッセンスとは、外壁に貼られたタイルの成分 水酸化カルシウムや硫酸塩が雨水の浸入により溶け出し(炭酸カルシウムに変化し)て生じるものである。

2 適切でない
コンクリートにひび割れを生じさせる主要な原因の一つに、鉄筋の膨張収縮 コンクリートの乾燥収縮がある。

■代表的なものは
①コンクリートの乾燥収縮
コンクリートは硬化する過程で収縮を起こす。その際にひび割れの原因となる。
 
②アルカリ骨材反応によるもの
コンクリート硬化後、中性化が鉄筋位置まで達すると、アルカリによる鉄筋保護の効果が薄れ、かぶりコンクリートを押し上げ、鉄筋に添ったひび割れを起こす。

3 最も適切
アルカリ骨材反応とは、アルカリ反応性骨材とセメントなどのアルカリ分が長期にわたって反応し、コンクリートにひび割れや崩壊を生じさせる現象である。

4 適切でない
コンクリートの中性化を生じさせる主な要因は、酸性雨 炭酸ガスである。

したがって、解答(最も適切)は3です。

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