【問題】
テレビ共同受信設備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 テレビ端子への配線方式には、直列ユニット方式(縦配線方式)と幹線分岐方式(スター配線方式)があるが、デジタル放送、CATV(Cable Television)、インターネットなどで展開される双方向通信は、幹線分岐方式では対応できない。
2 地上波アナログテレビ放送は、一部を除き、平成23年7月24日までに終了することになっている。
3 地上波デジタルテレビ放送で使用される周波数帯は、現在地上波アナログテレビ放送で使用されている周波数帯より高周波数帯域であるため、テレビ共同受信設備のアンテナやプースター等の取替えが必要となる場合がある。
4 CATVの加入料、受信料、サービス内容などは、運営している会社により異なるので、導入に当たっては事前調査が大切である。
【管理業務主任者試験 平成21年第22問】
【解答】
1 最も不適切
テレビ端子への配線方式には、直列ユニット方式(縦配線方式)と幹線分岐方式(スター配線方式)があるが、デジタル放送、CATV(Cable Television)、インターネットなどで展開される双方向通信は、
幹線分岐方式(スター配線方式)
幹線から分岐器で支線出し、各住戸内分配器で各部屋のテレビ端子や通信用端子の分配する方式。分岐単位の信号レベルを各端子で調整しやすく、改修や変更が各住戸で可能です。衛星放送の伝送方式(BS―IF、CS―IF)をそのまま伝送するのに適しています。
直列ユニット方式(縦配線方式)
レビ共聴設備の配線方式には、縦配線(直列方式)とスター配線(幹線分岐方式)があります。現在のように個々の情報を重視するような環境がなかった時代では、縦配線の方が配線費用が安く上がったためにもっぱら縦配線方式で建設されました。
この方式では、同系統住戸への影響(上階のトラブルが下階に及ぶ)があるためテレビ端子の増設や変更は困難です。
2 適切
地上波アナログテレビ放送は、一部を除き、平成23年7月24日までに終了することになっている。
3 適切
地上波デジタルテレビ放送で使用される周波数帯は、現在地上波アナログテレビ放送で使用されている周波数帯より高周波数帯域であるため、テレビ共同受信設備のアンテナやプースター等の取替えが必要となる場合がある。
4 適切
CATVの加入料、受信料、サービス内容などは、運営している会社により異なるので、導入に当たっては事前調査が大切である。
したがって、解答(誤り)は2です。