かめたんのマンション管理Memo

14日

ブレーカーが落ちる・・・。

こんにちは。管理人のかめたん( @kametan0123 )です。
かめたんのマンション管理メモ】をご覧いただきありがとうございます。
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本日、2件のお問い合わせがありました。
いづれも、「ブレーカーが落ちてしまう。見に来てほしい」とのことです。

ブレーカーが落ちるといっても、「契約ブレーカーが落ちる」のと、「漏電ブレーカーが落ちる」のでは、対応が異なってきます。

いづれも、専有部分のことなので、管理会社が業者を手配してしまうと居住者様に料金がかかってしまいます。

その前に、自分でできることと、無料で点検してもらえる方法をご案内しましょう。

ブレーカーの種類

ほとんど見ることの無いブレーカー。
新築マンションではピカピカでしょうが、数年たつとほこりまみれになっているのではないでしょうか。

さて、ブレーカーには、大きく分けて3種類のブレーカーがあります。
ブレーカー

左の「30A」と書いてあるのが、契約ブレーカーです。
真ん中に1つだけ陣取っているのが漏電ブレーカーです。
最後に、右半分ほどに固まっているのが配線フレーカーです。
若干名称が異なる場合もありますが、まず、話はできるでしょう。

■ 契約ブレーカー
文字通り、電力会社との契約で、電気量の上限を設定します。
例えば「この部屋では30A(アンペア)使います。」
すると、写真の「30A」とあるように、30Aの契約ブレーカーが設置されます。

もっと電気量を使うという方には、原則60Aまで無料で取り付けてもらえます。
変更も可能ですが、原則、年に1回だけのようです。
そして、契約アンペアが高ければその分だけ基本料金が高くなるのです。

■ 漏電ブレーカー
文字通りですね。
機器等に漏電を発見したときに電気を遮断してくれます。

■ 配線ブレーカー
配線ブレーカーは、それぞれ配線されている場所(分電盤に書いてあります)に対して、一定以上の電流が流れた時に遮断されます。

例えば、「洋室1」と書いてある配線ブレーカーが単独で落ちた時は、「洋室1」に一定以上の電流が流れたことになります。

どのブレーカーが落ちたのか?

さあ、どのブレーカーが落ちたのでしょうか?
そのほとんどの場合、「契約ブレーカー」が落ちるでしょう。
(今日の2件の問い合わせは、「契約ブレーカー」でした。)

「今まで落ちなかったのに何で落ちるの?」って感じですが、原因があります。
今の季節その原因は、エアコンなどの暖房器具です。

特に、今日のように雪が降ったりすると室温を上げますよね。
その分、電気の使用量も上がるのです。

きっと、それまでは契約アンペア内だったのでしょうが、この寒さに契約でアンペア以上に使用したのではないでしょうか?

数回にわたって契約ブレーカーが落ちたという方は、エアコンをOFFにして、しばらくしてから、エアコンをONにしてみてください。
数分後(エアコンがフルパワーになったとき)には契約ブレーカーが落ちるでしょう。

エアコン、電子レンジ、ドライヤー・・・
大量の電気を使う電化製品の一例です

■ 漏電ブレーカーが落ちた
これは、大変です。
どこかで漏電しています。

漏電している電化製品等を見つける方法があります。

まずは、漏電ブレーカーが落ちた瞬間に使っていた電化製品が原因である可能性があります。
その電化製品をコンセントから抜いて、漏電ブレーカーをONにしましょう。
復旧しましたか?

それでも復旧せず、漏電ブレーカーが落ちてしまう場合は、別の電化製品等が怪しくなります。

確認方法は、配線ブレーカーを全てOFFにして、契約ブレーカーON、漏電ブレーカーONにします。
ここで落ちたら、分電盤に問題があります。

次に、配線ブレーカーをどの順番でも構いませんので、一つずつONにしていきます。
漏電ブレーカーが落ちたところに原因があります。

その配線ブレーカーの配線先に行き、できれば、全ての電化製品をコンセントから抜きましょう。

抜き終わったら、先ほどの手順通り、契約ブレーカー→漏電ブレーカー→配線ブレーカーを順にONにしていきます。

すべての配線ブレーカーがONになれば、先ほどの配線先の電化製品等で漏電している可能性があります。

続いて、先ほどのコンセントを抜いた電化製品を一つずつ、差し込んでいきます。
全て差し込む前に、漏電ブレーカーが落ちませんか?
落ちた原因の電化製品が、漏電の原因です。

漏電の原因

個人的感覚ではありますが、そのほとんどが、電化製品の配線の断線です。
また、その他にも電化製品自体が劣化していたり、毀損していたりする場合もあります。

ドライヤーなどは、配線をぐるぐる巻きにして捩れ捩れになっていたりすると、配線とプラグの部分や本体の接合部分などが断線してしまうようです。

無償で点検してもらえる

東京電力では、契約ブレーカーがキチンと使用量とあっているか、確認をしてくれます。場合によっては、訪問点検もしてくれ、ブレーカーに問題があるのか、契約量の問題なのかなど、調査して適切にアドバイスしてくれます。

気になる方は、まずは東京電力にお問い合わせの上、相談してみてはいかがでしょうか?

電気使用量を抑える

契約ブレーカーをあげると、基本料金が上がります。
毎月のお金このと。できれば上げずに現状を維持したいですね。

さて、改善方法はあるか・・・。
まずは、エアコンのフィルターの清掃をしてみましょう。
これだけでも、暖房効率が上がり、電気量を抑えることが可能でしょう。

ほかにも、同時に大量の電気を使わない方法があります。
例えば、ドライヤーを使いながらエアコンをつけないとか。テレビを消すとか。
生活に合わせて、使わなくていい電気マメに消していくことも改善策の1つです。

トイレの便座は閉めるタイプですか?
暖房付便座などは、閉めるだけで、保温が効くので電気使用量も減ってきますね。

ではまた。。。