【問題】
給湯に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1 湯によるやけどは、湯温と湯に接触する時間に関係し、接触時間を10秒とするとやけどをしない湯温の限界は70℃程度である。
2 水に対する気体の溶解度は、水温が高くなるほど小さくなるため、水中に溶け込んでいた溶存気体は水を加熱するに従って分離する。
3 サーモスタット式混合栓を用いる場合、混合栓での設定温度と混合栓に供給される湯温の差が小さいほど安定した出湯温度が得られる。
4 貯湯式給湯機の場合、水道用減圧弁を介して給湯機に給水すれば、出口側に逃がし弁(機体内の圧力を減圧する安全弁)の設置は不要である。
【管理業務主任者試験 平成20年24問】
【解答】
1 誤ってる
湯によるやけどは、湯温と湯に接触する時間に関係し、接触時間を10秒とするとやけどをしない湯温の限界は
熱傷深度は熱源の温度と接触時間に比例します。深いやけどになるのは、80℃のお湯だと1~2秒、60℃では10秒、低温でも長く接すると低温やけどを起こし、重症になることがある(大分こども病院 にこにこニュースより)。
(こんな問題出してもいいのか?)
2 正しい
水に対する気体の溶解度は、水温が高くなるほど小さくなるため、水中に溶け込んでいた溶存気体は水を加熱するに従って分離する。
3 誤ってる
サーモスタット式混合水栓とは、湯と水を混合して、一つの蛇口から流し出す構造の水栓金具で、サーモスタットによって、温度調節ができるものを言います。サーモスタット式混合水栓は、設定された温度で給湯できると言う特徴があります。
よって、「湯温の差が小さいほど安定した出湯温度が得られる。」わけではない。
4 誤ってる
貯湯式給湯機の場合、水道用減圧弁を介して給湯機に給水すれば、出口側に逃がし弁(機体内の圧力を減圧する安全弁)の設置は不要 設置は必要である。
したがって、解答(最も適切)は2です。