かめたんのマンション管理Memo

2013年

駐車場関連(管19-25)

【PR】精密審美歯科センターは過去15年間で、36,000本以上の審美歯科治療。

【問題】
駐車場設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1 平面自走式は、敷地を平面的に利用する方式であり、1台(普通自動車)当たりの利用面積は、2.0m×5.0mである。

2 立体自走式は、駐車区画まで車が自走して出入りする2階建て以上の立体構造の駐車場であり、建築基準法の建築物に該当する。

3 二段式・多段式は、駐車区画が上下二段以上の立体構造を有する機械式駐車場であり、屋根の有無を問わず建築基準法の建築物に該当する。

4 すべての機械式駐車装置において、建築基準法により保守点検の基準が定められている。

【管理業務主任者試験 平成19年第25問】


マンション


【解答】
1 不適切
平面自走式は、敷地を平面的に利用する方式であり、1台(普通自動車)当たりの利用面積は、2.0m×5.0m 2.3m×5.0mである。

2 最も適切
立体自走式は、駐車区画まで車が自走して出入りする2階建て以上の立体構造の駐車場であり、建築基準法の建築物に該当する。

(建築基準法第2条1号)
建築物 土地に定着する工作物のうち、屋根及び柱若しくは壁を有するもの(これに類する構造のものを含む。)、これに附属する門若しくは塀、観覧のための工作物又は地下若しくは高架の工作物内に設ける事務所、店舗、興行場、倉庫その他これらに類する施設(鉄道及び軌道の線路敷地内の運転保安に関する施設並びに跨線橋、プラットホームの上家、貯蔵槽その他これらに類する施設を除く。)をいい、建築設備を含むものとする。

3 不適切
二段式・多段式は、駐車区画が上下二段以上の立体構造を有する機械式駐車場であり、屋根の有無を問わず建築基準法の建築物に該当する。 屋根の無い工作物に該当する。

4 不適切
すべての 地上8mを超える機械式駐車装置において、建築基準法により保守点検の基準が定められている。

機械駐車場は、8m以内であれば、建築基準法に抵触せず、建築制限に関係なく設置できる(ただし、屋根は設置できない)。

したがって、解答(最も適切)は2です。

管理者からのコメント
ちょっと難しいが、屋根があるか否かで「建築物」「工作物」に分かれる。

給排気設備(管19-24)

【PR】精密審美歯科センターは過去15年間で、36,000本以上の審美歯科治療。

【問題】
火を使用する室に設けなければならない換気設備等に関する次の記述のうち、建築基準法の規定によれば、誤っているものはどれか。

1 火を使用する設備又は器具の近くに排気フードを有する排気筒を設ける場合においては、排気フードは、不燃材料で造らなければならない。

2 換気上有効な排気のための換気扇を設けた場合には、給気口の設置高さに対する数値上の制限はない。

3 煙突、排気フードなどを設けず、排気口又は排気筒に換気扇等を設けた場合に必要となる有効換気量は、(燃料の単位燃焼量当たりの理論廃ガス量)×(火を使用する設備又は器具の実況に応じた燃料消費量)の40倍以上である。

4 火を使用する設備又は器具の通常の使用状態において、当該室内の酸素の含有率をおおむね15%以上に保つ換気ができるものとして、国土交通大臣の認定を受けたものは、有効換気量についての規制は受けない。

【管理業務主任者試験 平成19年第24問】


マンション


【解答】
1 正しい
火を使用する設備又は器具の近くに排気フードを有する排気筒を設ける場合においては、排気フードは、不燃材料で造らなければならない

(建築基準法施行令第20条の3第2項4号)
火を使用する設備又は器具の近くに排気フードを有する排気筒を設ける場合においては、排気フードは、不燃材料で造ること。

2 正しい
換気上有効な排気のための換気扇を設けた場合には、給気口の設置高さに対する数値上の制限はない

(建築基準法施行令第20条の3第2項1号(イ))
給気口は、換気設備を設けるべき調理室等の天井の高さの二分の一以下の高さの位置(煙突を設ける場合又は換気上有効な排気のための換気扇その他これに類するもの(以下この号において「換気扇等」という。)を設ける場合には、適当な位置)に設けること。

3 正しい
煙突、排気フードなどを設けず、排気口又は排気筒に換気扇等を設けた場合に必要となる有効換気量は、(燃料の単位燃焼量当たりの理論廃ガス量)×(火を使用する設備又は器具の実況に応じた燃料消費量)の40倍以上である。

換気設備の構造方法を定める件(告示第1826号)第3の二のイ
イ 排気口又は排気筒に換気扇等を設ける場合 次の式によつて計算した換気扇等の有効換気量の数値
V=40KQ
この式において、V、K及び Qは、それぞれ次の数値を表すものとする。
V 換気扇等の有効換気量(単位 m3/時間)
K 燃料の単位燃焼量当たりの理論廃ガス量(別表(い)欄に掲げる燃料の種類につ
いては、同表(ろ)欄に掲げる数値によることができる。以下同じ。)(単位 m3)
Q 火を使用する設備又は器具の実況に応じた燃料消費量(単位 kW又はkg/時間)

4 誤ってる
火を使用する設備又は器具の通常の使用状態において、当該室内の酸素の含有率をおおむね15%以上 20.5%以上に保つ換気ができるものとして、国土交通大臣の認定を受けたものは、有効換気量についての規制は受けない。

(建築基準法施行令第20条の3第2項1号ロ)
火を使用する設備又は器具の通常の使用状態において、異常な燃焼が生じないよう当該室内の酸素の含有率をおおむね20.5パーセント以上に保つ換気ができるものとして、国土交通大臣の認定を受けたものとすること。

(建築基準法第28条第3項2)
居室には換気のための窓その他の開口部を設け、その換気に有効な部分の面積は、その居室の床面積に対して、二十分の一以上としなければならない。ただし、政令で定める技術的基準に従つて換気設備を設けた場合においては、この限りでない。

したがって、解答(誤り)は4です。

管理者からのコメント

照明装置(管19-21)

【PR】精密審美歯科センターは過去15年間で、36,000本以上の審美歯科治療。

【問題】
共同住宅の非常用の照明装置に関する次の記述のうち、建築基準法の規定によれば、誤っているものはどれか。

1 住戸内には非常用の照明装置を設けない設計とすることができる。

2 非常用の照明装置が必要な部分は、蛍光灯の間接照明とし、床面から1mの高さにおいて2ルクス以上の照度を確保しなければならない。

3 予備電源は、常用の電源が断たれた場合に自動的に切り替えられて接続され、かつ、常用の電源が復旧した場合に自動的に切り替えられて復帰するものとしなければならない。

4 非常用の照明装置の水平面の照度測定は、十分に補正された低照度測定用照度計を用いた物理測定方法によって行わなければならない。

【管理業務主任者試験 平成19年第21問】


マンション


【解答】
1 正しい
住戸内には非常用の照明装置を設けない設計とすることができる。

(建築基準法施行令126条の4第1号 抜粋)
法別表第一(い)欄(一)項から(四)項までに掲げる用途に供する特殊建築物の居室、階数が三以上で延べ面積が五百平方メートルを超える建築物の居室、第百十六条の二第一項第一号に該当する窓その他の開口部を有しない居室又は延べ面積が千平方メートルを超える建築物の居室及びこれらの居室から地上に通ずる廊下、階段その他の通路(採光上有効に直接外気に開放された通路を除く。)並びにこれらに類する建築物の部分で照明装置の設置を通常要する部分には、非常用の照明装置を設けなければならない。ただし、次の各号のいずれかに該当する建築物又は建築物の部分については、この限りでない。
一  一戸建の住宅又は長屋若しくは共同住宅の住戸

2 誤ってる
非常用の照明装置が必要な部分は、蛍光灯の間接照明 直接照明とし、床面から1mの高さにおいて2ルクス以上 において1ルックス以上の照度を確保しなければならない。

(建築基準法施行令126条の5第1項 抜粋)
前条の非常用の照明装置は、次の各号のいずれかに定める構造としなければならない。
一  次に定める構造とすること。
イ 照明は、直接照明とし、床面において一ルクス以上の照度を確保することができるものとすること。
ロ 照明器具の構造は、火災時において温度が上昇した場合であつても著しく光度が低下しないものとして国土交通大臣が定めた構造方法を用いるものとすること。
ハ 予備電源を設けること。
ニ イからハまでに定めるもののほか、非常の場合の照明を確保するために必要があるものとして国土交通大臣が定めた構造方法を用いるものとすること。

3 正しい
予備電源は、常用の電源が断たれた場合に自動的に切り替えられて接続され、かつ、常用の電源が復旧した場合に自動的に切り替えられて復帰するものとしなければならない。

非常用の照明装置の構造方法を定める件
(告示第1830号)第三の二
予備電源は、常用の電源が断たれた場合に自動的に切り替えられて接続され、かつ、常用の電源が復旧した場合に自動的に切り替えられて復帰するものとしなければならない。

4 正しい
非常用の照明装置の水平面の照度測定は、十分に補正された低照度測定用照度計を用いた物理測定方法によって行わなければならない。

非常用の照明装置の構造方法を定める件
(告示第1830号)第四の二
前号の水平面照度は、十分に補正された低照度測定用照度計を用いた物理測定方法によつて測定されたものとする。

したがって、解答(誤り)は2です。

管理者からのコメント

ガス設備(管18-23)

【PR】精密審美歯科センターは過去15年間で、36,000本以上の審美歯科治療。

【問題】
マンションにおけるガス設備の安全システムに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 一般に使用されるガス栓としては、ヒューズ機能付きのガス栓が用いられる。

2 マイコンメーターは、地震を感知した場合にガスを遮断する機能を有する。

3 都市ガス用のガス漏れ警報器の有効期間は、10年である。

4 ガスふろがまには、立消え安全装置、過熱防止装具、空だき防止装置の装着が法令で義務付けられている。

【管理業務主任者試験 平成18年第23問】


マンション


【解答】
1 適切
一般に使用されるガス栓としては、ヒューズ機能付きのガス栓が用いられる。

ガス栓(ヒューズボール式)
画像:大阪ガスより

一度に大量のガスが流れたときや、コードが切れたりはずれたりしたときに、ガスが自動的に止まる安全機能(ヒューズ)付きのガス栓です。


2 適切
マイコンメーターは、地震を感知した場合にガスを遮断する機能を有する

マイコンガスメーター

ガスの使われかたに異常の疑いがあったり、震度5強相当以上の揺れを感知したときなどに、ガスメーターが自動的にガスを止めます。


3 最も不適切
都市ガス用のガス漏れ警報器の有効期間は、10年 5年である。

4 適切
ガスふろがまには、立消え安全装置、過熱防止装具、空だき防止装置の装着が法令で義務付けられている。

したがって、解答(最も不適切)は3です。

【参考】 ガス警報器工業会

管理者からのコメント

アスベスト(管18-19)

【PR】精密審美歯科センターは過去15年間で、36,000本以上の審美歯科治療。

【問題】
アスベスト(石綿)に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1 アスベストのうちのクリソタイル(白石綿)は、クロシドライト(青石綿)やアモサイト(茶石綿)に比べ癌などの発症リスクが高い。

2 アスベストが原因で発症する中皮腫の潜伏期間は、3~5年といわれている。

3 ロックウールは、アスベストと同程度の癌の発症リスクがある。

4 厚生労働省によれば、「世界保健機構(WHO)が策定・公表している飲料水水質ガイドラインにおいても、飲料水中のアスベストについては、“健康影響の観点からガイドライン値を定める必要はないと結論できる。”」としている。

【管理業務主任者試験 平成18年第19問】


マンション


【解答】
1 不適切
アスベストのうちのクリソタイル(白石綿)は、クロシドライト(青石綿)やアモサイト(茶石綿)に比べ癌などの発症リスクが高い 低い

クリソタイル(温石綿、白石綿)
綿のように柔らかい。日本では2004年10月に使用が禁止。
クロシドライト(青石綿)
針状に尖った繊維で、クリソタイルのような柔らかさは無い。最も毒性が強いとされ、1995年から使用も製造も禁止。
アモサイト(茶石綿)
1995年から使用も製造も禁止された。

温、白>青、茶

2 不適切
アスベストが原因で発症する中皮腫の潜伏期間は、3~5年 20~50年といわれている。

3 不適切
ロックウールは、アスベストと同程度の癌の発症リスクがある 発がん性はない

4 最も適切
厚生労働省によれば、「世界保健機構(WHO)が策定・公表している飲料水水質ガイドラインにおいても、飲料水中のアスベストについては、“健康影響の観点からガイドライン値を定める必要はないと結論できる。”」としている。

したがって、解答(最も適切)は4です。

管理者からのコメント