【問題】
マンション標準管理規約のコメントにおける長期修繕計画の内容に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 既存マンションの長期修繕計画は、計画期間が25年程度以上であることが必要である。
2 計画修繕の対象となる工事として、外壁補修、屋上防水、給排水管取り換え、窓及び玄関扉等の開口部の改良等があげられ、各部位ごとに修繕周期、工事金額等が定められていることが必要である。
3 長期修繕計画の作成又は変更及び修繕工事の実施の前提として、劣化診断(建物診断)を管理組合として併せて行うことが必要である。
4 長期修繕計画の内容については、定期的な(おおむね10年程度ごとに)見直しをすることが必要である。
【管理業務主任者試験 平成25年第27問】
【解答】
1 適切
既存マンションの長期修繕計画は、計画期間が25年程度以上であることが必要である(コメント第32条関係②1)。
なお、新築時においては、計画期間を30年程度にすると、修繕のために必要な工事をほぼ網羅できることとなる。
2 適切
計画修繕の対象となる工事として、外壁補修、屋上防水、給排水管取り換え、窓及び玄関扉等の開口部の改良等があげられ、各部位ごとに修繕周期、工事金額等が定められていることが必要である(コメント第32条関係②2)。
3 適切
長期修繕計画の作成又は変更及び修繕工事の実施の前提として、劣化診断(建物診断)を管理組合として併せて行うことが必要である(コメント第32条関係③)。
4 不適切
長期修繕計画の内容については、定期的な(おおむね10年程度 5年程度ごとに)見直しをすることが必要である。
したがって、解答(不適切)は4です。