かめたんのマンション管理Memo

その他の設備等

避難設備等(管20-18)

【PR】精密審美歯科センターは過去15年間で、36,000本以上の審美歯科治療。

【問題】
共同住宅の避難施設等に関する次の記述のうち、建築基準法によれば、誤っているものはどれか。なお、主要構造部は耐火構造であり、避難階は1階とし、階避難安全検証法、全館避難安全検証法及び国土交通大臣の認定については考慮しないものとする。

1 該当階の住戸の床面積の合計が100㎡を超える場合、両側に居室のある共用廊下の幅は、1.6m以上としなければならない。

2 避難階又は地上に通ずる直通階段までの歩行距離に関する制限については、住戸内の歩行距離を無視してよい。

3 6階の居室の床面積の合計が200㎡を超える場合は、2以上の直通階段を設けなければならない。

4 屋外に設ける避難階段及び避難階における屋外への出口から道又は公園、広場、その他の空地に通ずる敷地内の通路の幅員は、1.5m以上でなければならない。

【管理業務主任者試験 平成20年第18問】


マンション


【解答】
1 正しい
該当階の住戸の床面積の合計が100㎡を超える場合両側に居室のある共用廊下の幅は、1.6m以上としなければならない。

(建築基準法施行令第119条)

廊下の配置 両側に居室がある廊下における場合(単位 メートル) その他の廊下における場合(単位 メートル)
廊下の用途
小学校、中学校、高等学校又は中等教育学校における児童用又は生徒用のもの 2.3 1.8
病院における患者用のもの、共同住宅の住戸若しくは住室の床面積の合計が百平方メートルをこえる階における共用のもの又は三室以下の専用のものを除き居室の床面積の合計が二百平方メートル(地階にあつては、百平方メートル)をこえる階におけるもの 1.6 1.2

2 誤ってる
避難階又は地上に通ずる直通階段までの歩行距離に関する制限については、住戸内の歩行距離を無視してよい 一定数値以下としなければならない
(建築基準法施行令第120条)

3 正しい
6階の居室の床面積の合計が200㎡を超える場合は、2以上の直通階段を設けなければならない。
(建築基準法施行令第121条1項6号イ)

4 正しい
屋外に設ける避難階段及び避難階における屋外への出口から道又は公園、広場、その他の空地に通ずる敷地内の通路の幅員は、1.5m以上でなければならない。
(建築基準法施行令第128条)

したがって、解答(誤り)は2です。

管理者からのコメント

避雷針設備(管20-21)

【PR】精密審美歯科センターは過去15年間で、36,000本以上の審美歯科治療。

【問題】
避雷設備に関する次の記述のうち、建築基準法によれば、誤っているものはどれか。

1 建築面積の8分の1以内の階段室を除いた高さが20mを超える建築物には、原則として避雷設備を設けなければならない。

2 避雷設備の構造方法を規定する日本工業規格が2003年に改正され、それに伴い建設省告示も改正されたが、それ以前の1992年の日本工業規格に適合するものは、現在の国土交通省告示に適合するものとみなされる。

3 建物の雷撃に対する保護レベルは、ⅠからⅣに区分されている。

4 定期的な検査を行うことを基本的条件として求めているが、その頻度については示されていない。

【管理業務主任者試験 平成18年第48問】


マンション


【解答】
1 誤ってる

(建築基準法第33条)
高さ20メートルをこえる建築物には、有効に避雷設備を設けなければならない。ただし、周囲の状況によつて安全上支障がない場合においては、この限りでない。

2 正しい
避雷設備の構造方法を規定する日本工業規格が2003年に改正され、それに伴い建設省告示も改正されたが、それ以前の1992年の日本工業規格に適合するものは、現在の国土交通省告示に適合するものとみなされる。

3 正しい
建物の雷撃に対する保護レベルは、ⅠからⅣに区分されている。

避雷針の保護レベルと保護効率
保護レベル
保護効率 0.98 0.95 0.90 0.80

保護レベルⅠは保護効率98%で100回の落雷に対して98回は効果的に電撃を受け止める。

4 正しい
定期的な検査を行うことを基本的条件として求めているが、その頻度については示されていない

したがって、解答(誤り)は1です。

管理者からのコメント

駐車場関連(管19-25)

【PR】精密審美歯科センターは過去15年間で、36,000本以上の審美歯科治療。

【問題】
駐車場設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1 平面自走式は、敷地を平面的に利用する方式であり、1台(普通自動車)当たりの利用面積は、2.0m×5.0mである。

2 立体自走式は、駐車区画まで車が自走して出入りする2階建て以上の立体構造の駐車場であり、建築基準法の建築物に該当する。

3 二段式・多段式は、駐車区画が上下二段以上の立体構造を有する機械式駐車場であり、屋根の有無を問わず建築基準法の建築物に該当する。

4 すべての機械式駐車装置において、建築基準法により保守点検の基準が定められている。

【管理業務主任者試験 平成19年第25問】


マンション


【解答】
1 不適切
平面自走式は、敷地を平面的に利用する方式であり、1台(普通自動車)当たりの利用面積は、2.0m×5.0m 2.3m×5.0mである。

2 最も適切
立体自走式は、駐車区画まで車が自走して出入りする2階建て以上の立体構造の駐車場であり、建築基準法の建築物に該当する。

(建築基準法第2条1号)
建築物 土地に定着する工作物のうち、屋根及び柱若しくは壁を有するもの(これに類する構造のものを含む。)、これに附属する門若しくは塀、観覧のための工作物又は地下若しくは高架の工作物内に設ける事務所、店舗、興行場、倉庫その他これらに類する施設(鉄道及び軌道の線路敷地内の運転保安に関する施設並びに跨線橋、プラットホームの上家、貯蔵槽その他これらに類する施設を除く。)をいい、建築設備を含むものとする。

3 不適切
二段式・多段式は、駐車区画が上下二段以上の立体構造を有する機械式駐車場であり、屋根の有無を問わず建築基準法の建築物に該当する。 屋根の無い工作物に該当する。

4 不適切
すべての 地上8mを超える機械式駐車装置において、建築基準法により保守点検の基準が定められている。

機械駐車場は、8m以内であれば、建築基準法に抵触せず、建築制限に関係なく設置できる(ただし、屋根は設置できない)。

したがって、解答(最も適切)は2です。

管理者からのコメント
ちょっと難しいが、屋根があるか否かで「建築物」「工作物」に分かれる。

給排気設備(管19-24)

【PR】精密審美歯科センターは過去15年間で、36,000本以上の審美歯科治療。

【問題】
火を使用する室に設けなければならない換気設備等に関する次の記述のうち、建築基準法の規定によれば、誤っているものはどれか。

1 火を使用する設備又は器具の近くに排気フードを有する排気筒を設ける場合においては、排気フードは、不燃材料で造らなければならない。

2 換気上有効な排気のための換気扇を設けた場合には、給気口の設置高さに対する数値上の制限はない。

3 煙突、排気フードなどを設けず、排気口又は排気筒に換気扇等を設けた場合に必要となる有効換気量は、(燃料の単位燃焼量当たりの理論廃ガス量)×(火を使用する設備又は器具の実況に応じた燃料消費量)の40倍以上である。

4 火を使用する設備又は器具の通常の使用状態において、当該室内の酸素の含有率をおおむね15%以上に保つ換気ができるものとして、国土交通大臣の認定を受けたものは、有効換気量についての規制は受けない。

【管理業務主任者試験 平成19年第24問】


マンション


【解答】
1 正しい
火を使用する設備又は器具の近くに排気フードを有する排気筒を設ける場合においては、排気フードは、不燃材料で造らなければならない

(建築基準法施行令第20条の3第2項4号)
火を使用する設備又は器具の近くに排気フードを有する排気筒を設ける場合においては、排気フードは、不燃材料で造ること。

2 正しい
換気上有効な排気のための換気扇を設けた場合には、給気口の設置高さに対する数値上の制限はない

(建築基準法施行令第20条の3第2項1号(イ))
給気口は、換気設備を設けるべき調理室等の天井の高さの二分の一以下の高さの位置(煙突を設ける場合又は換気上有効な排気のための換気扇その他これに類するもの(以下この号において「換気扇等」という。)を設ける場合には、適当な位置)に設けること。

3 正しい
煙突、排気フードなどを設けず、排気口又は排気筒に換気扇等を設けた場合に必要となる有効換気量は、(燃料の単位燃焼量当たりの理論廃ガス量)×(火を使用する設備又は器具の実況に応じた燃料消費量)の40倍以上である。

換気設備の構造方法を定める件(告示第1826号)第3の二のイ
イ 排気口又は排気筒に換気扇等を設ける場合 次の式によつて計算した換気扇等の有効換気量の数値
V=40KQ
この式において、V、K及び Qは、それぞれ次の数値を表すものとする。
V 換気扇等の有効換気量(単位 m3/時間)
K 燃料の単位燃焼量当たりの理論廃ガス量(別表(い)欄に掲げる燃料の種類につ
いては、同表(ろ)欄に掲げる数値によることができる。以下同じ。)(単位 m3)
Q 火を使用する設備又は器具の実況に応じた燃料消費量(単位 kW又はkg/時間)

4 誤ってる
火を使用する設備又は器具の通常の使用状態において、当該室内の酸素の含有率をおおむね15%以上 20.5%以上に保つ換気ができるものとして、国土交通大臣の認定を受けたものは、有効換気量についての規制は受けない。

(建築基準法施行令第20条の3第2項1号ロ)
火を使用する設備又は器具の通常の使用状態において、異常な燃焼が生じないよう当該室内の酸素の含有率をおおむね20.5パーセント以上に保つ換気ができるものとして、国土交通大臣の認定を受けたものとすること。

(建築基準法第28条第3項2)
居室には換気のための窓その他の開口部を設け、その換気に有効な部分の面積は、その居室の床面積に対して、二十分の一以上としなければならない。ただし、政令で定める技術的基準に従つて換気設備を設けた場合においては、この限りでない。

したがって、解答(誤り)は4です。

管理者からのコメント

照明装置(管19-21)

【PR】精密審美歯科センターは過去15年間で、36,000本以上の審美歯科治療。

【問題】
共同住宅の非常用の照明装置に関する次の記述のうち、建築基準法の規定によれば、誤っているものはどれか。

1 住戸内には非常用の照明装置を設けない設計とすることができる。

2 非常用の照明装置が必要な部分は、蛍光灯の間接照明とし、床面から1mの高さにおいて2ルクス以上の照度を確保しなければならない。

3 予備電源は、常用の電源が断たれた場合に自動的に切り替えられて接続され、かつ、常用の電源が復旧した場合に自動的に切り替えられて復帰するものとしなければならない。

4 非常用の照明装置の水平面の照度測定は、十分に補正された低照度測定用照度計を用いた物理測定方法によって行わなければならない。

【管理業務主任者試験 平成19年第21問】


マンション


【解答】
1 正しい
住戸内には非常用の照明装置を設けない設計とすることができる。

(建築基準法施行令126条の4第1号 抜粋)
法別表第一(い)欄(一)項から(四)項までに掲げる用途に供する特殊建築物の居室、階数が三以上で延べ面積が五百平方メートルを超える建築物の居室、第百十六条の二第一項第一号に該当する窓その他の開口部を有しない居室又は延べ面積が千平方メートルを超える建築物の居室及びこれらの居室から地上に通ずる廊下、階段その他の通路(採光上有効に直接外気に開放された通路を除く。)並びにこれらに類する建築物の部分で照明装置の設置を通常要する部分には、非常用の照明装置を設けなければならない。ただし、次の各号のいずれかに該当する建築物又は建築物の部分については、この限りでない。
一  一戸建の住宅又は長屋若しくは共同住宅の住戸

2 誤ってる
非常用の照明装置が必要な部分は、蛍光灯の間接照明 直接照明とし、床面から1mの高さにおいて2ルクス以上 において1ルックス以上の照度を確保しなければならない。

(建築基準法施行令126条の5第1項 抜粋)
前条の非常用の照明装置は、次の各号のいずれかに定める構造としなければならない。
一  次に定める構造とすること。
イ 照明は、直接照明とし、床面において一ルクス以上の照度を確保することができるものとすること。
ロ 照明器具の構造は、火災時において温度が上昇した場合であつても著しく光度が低下しないものとして国土交通大臣が定めた構造方法を用いるものとすること。
ハ 予備電源を設けること。
ニ イからハまでに定めるもののほか、非常の場合の照明を確保するために必要があるものとして国土交通大臣が定めた構造方法を用いるものとすること。

3 正しい
予備電源は、常用の電源が断たれた場合に自動的に切り替えられて接続され、かつ、常用の電源が復旧した場合に自動的に切り替えられて復帰するものとしなければならない。

非常用の照明装置の構造方法を定める件
(告示第1830号)第三の二
予備電源は、常用の電源が断たれた場合に自動的に切り替えられて接続され、かつ、常用の電源が復旧した場合に自動的に切り替えられて復帰するものとしなければならない。

4 正しい
非常用の照明装置の水平面の照度測定は、十分に補正された低照度測定用照度計を用いた物理測定方法によって行わなければならない。

非常用の照明装置の構造方法を定める件
(告示第1830号)第四の二
前号の水平面照度は、十分に補正された低照度測定用照度計を用いた物理測定方法によつて測定されたものとする。

したがって、解答(誤り)は2です。

管理者からのコメント