かめたんのマンション管理Memo

制限行為能力者(管23-5)

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【問題】
制限行為能力者に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいも のはどれか。

1 成年被後見人が、成年後見人の同意を得て行ったマンション(マンション適正化法第2条第1号に規定するものをいう。)の賃貸借契約は、取り消すことができない。

2 成年後見人が、成年被後見人に代わって、成年被後見人が所有する居住の用に供するマンションの専有部分について抵当権を設定する場合には、家庭裁判所の許可を得なければならない。

3 未成年者が、マンションの専有部分をその区分所有者から賃借した場合は、法定代理人の同意を得ているか否かにかかわらず、当該賃貸借契約を取り消すことができる。

4 被保佐人が、自己の所有するマンションの専有部分につき大修繕のための請負契約を締結する場合には、保佐人の同意を得る必要はない。

【管理業務主任者試験 平成23年第5問】
(さらに…)

各部分の劣化状態を調査する方法(管23-28)

【PR】精密審美歯科センターは過去15年間で、36,000本以上の審美歯科治療。

【問題】
マンションの各部分の劣化状態を調査する方法として、次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 タイルの浮きを調査するために「赤外線カメラ」による撮影を行う。

2 コンクリートの強度を推定するために「シュミットハンマー」を用いる。

3 防水層の劣化を調査するために「建研式接着力試験器」を用いる。

4 モルタル仕上げ層の浮きを調査するために「打診用ハンマー」を用いる。

【管理業務主任者試験 平成23年第28問】


マンション


【解答】
1 適切
タイルの浮きを調査するために「赤外線カメラ」による撮影を行う。

赤外線カメラ

赤外線カメラによる非破壊検査です。サーモグラフィーで温度分布を測定することで、建物の異常箇所を発見します。非破壊でできる調査ではありますが、信頼性は高くありません。


2 適切
コンクリートの強度を推定するために「シュミットハンマー」を用いる。

シュミットハンマー

シュミットハンマー(Schmidt Hammer)は、コンクリートの圧縮強度を測定するための機器であり、これを用いた強度測定をシュミットハンマー法と呼ぶ。コンクリートに打撃を与え、返ってきた衝撃により強度を推定する反発硬度法の一つであり、構造物に損傷を与えずに検査が可能な非破壊検査手法である。コンクリートのほか岩石の強度測定にも使われる。


3 最も不適切
防水層の劣化 塗装の付着力を調査するために「建研式接着力試験器」を用いる。

建研式接着力試験器

4 適切
モルタル仕上げ層の浮きを調査するために「打診用ハンマー」を用いる。

打診ハンマー

外壁注入工事等に使用する、タイル等浮きの調査ハンマー。
タイル等の内部剥離を調べる検査器具。


したがって、解答(最も不適切)は3です。

管理者からのコメント

長期修繕計画の考え方(管23-27)

【PR】精密審美歯科センターは過去15年間で、36,000本以上の審美歯科治療。

【問題】
マンションの長期修繕計画の考え方に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1 修繕周期の近い工事項目は、経済性等を考慮し、なるべくまとめて実施するように計画する。

2 将来想定される工事項目すべてを含めた長期修繕計画を作成すれば、それ以降は、その計画を見直す必要はない。

3 修繕周期は、各部分の不具合によるリスクを減らすために長めに設定しておく。

4 各部分の修繕工事費用は、新築時の工事費用を採用する。

【管理業務主任者試験 平成23年第27問】


マンション


【解答】
1 最も適切
修繕周期の近い工事項目は、経済性等を考慮し、なるべくまとめて実施するように計画する。

2 不適切
将来想定される工事項目すべてを含めた長期修繕計画を作成すれば、それ以降は、その計画を見直す必要はない。その後は、5年ごとに見直す必要がある。

3 不適切
各部分の不具合によるリスクを減らすために長めに設定しておくわけではない。
長めに設定することは適切ではない。

修繕周期は、劣化する建物の部位や設備の性能・機能を実用上支障がない水準まで経済的に回復させることができなくなるまでに期間をいい、推定修繕工事項目ごとに、建物や設備の仕様や立地の他、劣化状況等の調査・診断の結果などに基づいて設定する。
マンション管理の知識平成24年版P803)

4 不適切
物価は変動しますから、修繕工事費用は、長期修繕計画を作成した時点での単価に調査・診断した数量を乗じたものです。新築時の工事費用ではありません。

したがって、解答(最も適切)は1です。

管理者からのコメント

省エネルギー対策(管23-26)

【PR】精密審美歯科センターは過去15年間で、36,000本以上の審美歯科治療。

【問題】
マンションの省エネルギー対策として最も不適切なものは、次のうちどれか。

1 窓ガラスに遮熱用フィルムを貼る。

2 ラピッドスタート型の蛍光灯器具を高効率型(Hf型)の器具に交換する。

3 フィラメント使用の電球を発光ダイオード(LED)使用のものに交換する。

4 既存のエレベーターの速度を上げて運転する。

【管理業務主任者試験 平成23年第26問】


マンション


【解答】
1 適切
窓ガラスに遮熱用フィルムを貼る

2 適切
ラピッドスタート型の蛍光灯器具を高効率型(Hf型)の器具に交換する。

ラピッドスタート形

ラピッドスタート形…
即時に点灯するように設計されています。
その為グロー式よりも安定器は大きく重いのが特徴です。
インバーター式が主流になる前は、かなり一般に普及しておりましたが(40W) 現在では省エネなインバーター式が主流です。
蛍光灯はFLRなどのラピッド専用ランプを使用
※ポイント
グローランプ不要 FLR蛍光灯を使用 即時点灯する


3 適切
フィラメント使用の電球を発光ダイオード(LED)使用のものに交換する。
フィラメント

4 不適切
既存のエレベーターの速度を上げて 下げて運転する。

したがって、解答(不適切)は2です。

管理者からのコメント

石綿その他の物質の飛散又は発散(管23-18)

【PR】精密審美歯科センターは過去15年間で、36,000本以上の審美歯科治療。

【問題】
建築基準法第28条の2(石綿その他の物質の飛散又は発散に対する衛生上の措置)に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1 著しく衛生上有害なものとして建築材料に添加してはならない物質としては、石綿のみが指定されている。

2 石綿以外の物質で、居室内において衛生上の支障を生ずるおそれがある物質として指定されているのは、ホルムアルデヒドのみである。

3 吹付けロックウールで、その含有する石綿の重量が当該建築材料の重量の1%以下のものは、建築材料として使用することができる。

4 第3種ホルムアルデヒド発散建築材料は、第1種ホルムアルデヒド発散建築材料より夏季においてホルムアルデヒドの毎時の発散量が多い。

【管理業務主任者試験 平成18年第48問】


マンション


【解答】
1 正しい
著しく衛生上有害なものとして建築材料に添加してはならない物質としては、石綿のみが指定されている。

(建築基準法第28条の2第1号)
建築物は、石綿その他の物質の建築材料からの飛散又は発散による衛生上の支障がないよう、次に掲げる基準に適合するものとしなければならない。
一  建築材料に石綿その他の著しく衛生上有害なものとして政令で定める物質(次号及び第三号において「石綿等」という。)を添加しないこと
二  石綿等をあらかじめ添加した建築材料(石綿等を飛散又は発散させるおそれがないものとして国土交通大臣が定めたもの又は国土交通大臣の認定を受けたものを除く。)を使用しないこと。
三  居室を有する建築物にあつては、前二号に定めるもののほか、石綿等以外の物質でその居室内において衛生上の支障を生ずるおそれがあるものとして政令で定める物質の区分に応じ、建築材料及び換気設備について政令で定める技術的基準に適合すること。

(建築基準法施行令第20条の4)
法第二十八条の二第一号 (法第八十八条第一項 において準用する場合を含む。)の政令で定める物質は、石綿とする。

2 誤ってる
石綿以外の物質で、居室内において衛生上の支障を生ずるおそれがある物質として指定されているのは、ホルムアルデヒドのみである とクロルピリホスである。

(建築基準法施行令第20条の5)
政令で定める物質は、クロルピリホス及びホルムアルデヒドとする。

3 誤ってる
吹付けロックウールで、その含有する石綿の重量が当該建築材料の重量の1%以下 0.1%以下のものは、建築材料として使用することができる。

国土交通省告示第1172号
建築基準法(昭和二十五年法律第二百一号)第二十八条の二第二号に規定する石綿等を飛散又は発散させるおそれがないものとして国土交通大臣が定める石綿等をあらかじめ添加した建築材料は、次に掲げるもの以外の石綿をあらかじめ添加した建築材料とする。
一 吹付け石綿
二 吹付けロックウールでその含有する石綿の重量が当該建築材料の重量の0.1%を超えるもの

4 誤ってる
第3種ホルムアルデヒド発散建築材料は、第1種ホルムアルデヒド発散建築材料より夏季においてホルムアルデヒドの毎時の発散量が多い 飛散量が少ない

(建築基準法施行令第20条の7を表にしたもの)

ホルムアルデヒド発散建築材料の発散量
第三種 第二種 第一種(使用できない)
0.005超~0.02以下 0.02超~0.12以下 0.12超

したがって、解答(正しい)は1です。

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