【問題】
マンションにおける給水設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1 給水栓における水の遊離残留塩素は、平時で0.1㎎/L以上でなければならない。
2 受水槽の吐水口空間は、給水管の流入口端とオーバフロー管の上端の垂直距離である。
3 バキュームブレーカには、大気圧式と圧力式があり、大気圧式は常時圧力のかかる配管部分に設けるものである。
4 受水槽の容量は、断水などを考慮して、一般に1日予想給水量の2倍程度が望ましい。
【管理業務主任者試験 平成18年第22問】
【解答】
1 最も適切
給水栓における水の遊離残留塩素は、平時で0.1㎎/L以上でなければならない。
給水栓における水が、遊離残留塩素を0.1mg/l(結合残留塩素の場合は、0.4mg/l)以上保持するように塩素消毒をすること。ただし、供給する水が病原生物に著しく汚染されるおそれがある場合又は病原生物に汚染されたことを疑わせるような生物若しくは物質を多量に含むおそれがある場合の給水栓における水の遊離残留塩素は、0.2mg/l(結合残留塩素の場合は、1.5mg/l)以上とする。
2 不適切
受水槽の吐水口空間は、給水管の流入口端とオーバフロー管の上端 下端の垂直距離である。
(貯水槽点検知ってQ(東京都水道局) より)
3 不適切
バキュームブレーカには、大気圧式と圧力式があり、大気圧式 圧力式は常時圧力のかかる配管部分に設けるものである。
4 不適切
受水槽の容量は、断水などを考慮して、一般に1日予想給水量の2倍程度 2分の1程度が望ましい。
したがって、解答(最も適切)は1です。
ちなみに、
・受水槽の容量=1日に必要な水量×1/2(50%)
・高置水槽の容量=1日に必要な水量×1/10(10%)